カナダMatrox社が、新製品 ST 2110信号発生・診断装置「Matrox VERO(ヴェロ)」を開発したことを発表いたします。

本製品は、放送局や、映像制作に関連するシステムインテグレーター、映像機器メーカー等、ST 2110を取り扱う企業様向けに開発されました。ST 2110信号の診断や確認に必要な機能や装置(EBU LIST、多彩な調整ができる信号発生器、PCAPレコーダー)をコンパクトにまとめた製品です。

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調整可能なリファレンス信号の出力

「Matrox VERO」には、調整可能なST 2110リファレンス信号の出力機能が装備されています。これにより、様々な状況を想定した確認が可能であり、通常の状況での受信診断はもとより、復旧が必要な緊急事態においても役立つツールです。

パケットのタイミングは、『narrow』、『narrow linear』、『wide』などの設定が可能です。また、ユーザー定義のRTPタイムスタンプオフセットによりネットワーク遅延の調整ができるため、遅延を想定した受信機の診断が可能です。

 

PCAPレコーディング機能

ST 2110ネットワークを診断するには、高帯域幅イーサネットのRAWデータをPCAP形式でキャプチャーする機能が必要です。ネットワーク経由ではRAWデータのディスクへのキャプチャーは難しく、特にUHD映像ではタイミングエラーやパケットロス等、深刻な状況に陥る可能性があります。その点、「Matrox VERO」は、ハードウェアベースのタイムスタンプとアクセラレーターを装備しているため、適切にST 2110診断用のPCAPファイルを取得できます。

 

▼製品の詳細についてはMatrox VERO製品ページをご覧ください

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以上、ご案内申し上げます。
何卒よろしくお願い致します。