1枚のボードで最大8面、2枚使用して最大16面のマルチディスプレイ出力に対応
1枚で2出力から8出力が可能なグラフィックボードです。2枚のボードを組み合わせることで最大16出力に対応します。
組み合わせるカードの互換性についてはこちらをご確認ください。
ご利用のOSやドライバのバージョンによって機能が異なる場合があります。
用途・使用環境に合わせて、ロープロファイルモデルや出力タイプ(DVI・DisplayPort・D-sub15)等、最適なモデルを選択できる多彩なラインナップ。M9188 PCIe x16/Jを除くすべてのラインナップはファンレスモデルです。稼動部分がないため、高い耐久性(長寿命)を図ることができます。
デバイスドライバと共にインストールされるMatrox PowerDeskにより、Windows OSに準拠したマルチディスプレイ(Independent mode)の他、複数のディスプレイをひとつのデスクチップとして扱う伸張モード、同じデスクトップを複製するクローンモードをサポート。また、デジタルサイネージに最適なベゼルマネジメント機能やDesktop Zoom機能等、マルチディスプレイをサポートする機能を装備しています。
製品ラインナップ
2出力モデル
製品名 | 型番 | 特徴(モデルの説明) |
---|---|---|
M9120 PCIe x16/J | M9120/512PEX16 | スタンダートな2出力ボード |
M9125 PCIe x16 DualLink/J | M9125/512PEX16 | DualLink-DVIに対応(最大解像度:2560×1600) |
M9120 Plus LP PCIe x16/J | M9120/512PEX16/LP | PCIe x16に対応したロープロファイルモデル。オプションケーブルでアナログ4出力にも対応 |
M9120 Plus LP PCIe x1/J | M9120/512PEX1/LP | PCIe x1に対応したロープロファイルモデル。オプションケーブルでアナログ4出力にも対応 |
M9128 LP PCIe x16/J | M9128/1024PEX16/LP | DisplayPort出力に対応したロープロファイルモデル |
3出力モデル
製品名 | 型番 | 特徴(モデルの説明) |
---|---|---|
M9138 LP PCIe x16/J | M9138/1024PEX16/LP | 3出力に対応。出力コネクタは、mini-DisplayPort(ロープロファイル) |
M9138EX LP PCIe x16/J | M9138EX/1024PEX16/LP | M9138 LP PCIe x16/Jのケーブルレスモデル |
4出力モデル
製品名 | 型番 | 特徴(モデルの説明) |
---|---|---|
M9140 LP PCIe x16/J | M9140/512PEX16/LP | DVI/アナログ出力に対応した4出力モデル(ロープロファイル) |
M9148 LP PCIe x16/J | M9148/1024PEX16/LP | デジタル出力(DisplayPort/DVI)に特化した4出力モデル(ロープロファイル) |
8出力モデル
製品名 | 型番 | 特徴(モデルの説明) |
---|---|---|
M9188 PCIe x16/J | M9188/2048PEX16 | デジタル出力(DisplayPort/DVI)に特化した8出力モデル。冷却機能を強化したアクティブヒートシンク(ファン付き) |
アナログ4出力ケーブル
製品名 | 型番 | 特徴(モデルの説明) |
---|---|---|
Matrox LFH60→Dsub15×4変換ケーブル | CAB/LFH60-4XDSUB15 | M9120 Plus PCIe x16/J、または、M9120 Plus PCIe x1/J 専用のアナログ4出力ケーブル |
製品仕様
各ラインナップの対応バス、サイズ(ロープロファイル対応の有無など)、可能なモニター出力数等をご確認いただけます。
製品名 | M9120 PCIe x16/J | M9125 PCIe x16 DualLink/J ※在庫限りで販売終了 |
M9120 Plus LP PCIe x16/J | M9120 Plus LP PCIe x1/J |
---|---|---|---|---|
型番 | M9120/512PEX16 | M9125/512PEX16 | M9120/512PEX16/LP | M9120/512PEX1/LP |
メモリ | 512MB | 512MB | 512MB | 512MB |
対応バス | PCIe x16 | PCIe x16 | PCIe x16 | PCIe x1 |
DisplayPort 最大解像度 |
– | – | – | – |
デジタル 最大解像度 |
1920×1200 | 1920×1200または 2560×1600 (DualLink対応) |
1920×1200 | 1920×1200 |
アナログ 最大解像度 |
2048×1536 | 2048×1536 | 2048×1536 (※1) | 2048×1536 (※1) |
サイズ | 幅168mm×高さ111mm (うち接続端子9mm) ATX対応 |
幅168mm×高さ111mm (うち接続端子9mm) ATX対応 |
幅168mm×高さ 69mm(うち接続端子9mm) ATX・ロープロファイル 両対応 |
幅168mm×高さ 69mm(うち接続端子9mm) ATX・ロープロファイル 両対応 |
コネクタ形状 | DVI-I + DVI-I | DVI-I + DVI-I | LFH60 | LFH60 |
最大出力ディスプレイ数 | 2面 (2枚使用して4面) |
2面 (2枚使用して4面) |
2面(*) (2枚使用して4面) |
2面(*) (2枚使用して4面) |
可能なディスプレイ出力(ボード1枚につき) | シングルデジタル シングルアナログ デジタル+デジタル デジタル+アナログ アナログ+アナログ |
シングルデジタル シングルアナログ デジタル+デジタル デジタル+アナログ アナログ+アナログ |
シングルデジタル シングルアナログ デジタル+デジタル デジタル+アナログ アナログ+アナログ アナログ×3面(*) アナログ×4面(*) |
シングルデジタル シングルアナログ デジタル+デジタル デジタル+アナログ アナログ+アナログ アナログ×3面(*) アナログ×4面(*) |
EMC認証 | Class B | Class B | Class B | Class B |
パッケージ内容 |
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製品名 | M9128 LP PCIe x16/J | M9138 EX LP PCIe x16/J | M9138 LP PCIe x16/J |
---|---|---|---|
型番 | M9128/1024PEX16/LP | M9138EX/1024PEX16/LP | M9138/1024PEX16/LP |
メモリ | 1024MB | 1024MB | 1024MB |
対応バス | PCIe x16 | PCIe x16 | PCIe x16 |
DisplayPort 最大解像度 |
2560×1600 | 2560×1600 | 2560×1600 |
デジタル 最大解像度 |
1920×1200 | 1920×1200 | 1920×1200 |
アナログ 最大解像度 |
– | – | – |
ボードサイズ | 幅168mm×高さ 69mm(うち接続端子9mm) ATX・ロープロファイル 両対応 |
幅168mm×高さ 69mm(うち接続端子9mm) ATX・ロープロファイル 両対応 |
幅168mm×高さ 69mm(うち接続端子9mm) ATX・ロープロファイル 両対応 |
コネクター形状 | DisplayPort 2つ | Mini DisplayPort 3つ | Mini DisplayPort 3つ |
最大出力ディスプレイ数 | 2面 (2枚使用して4面) |
3面 (2枚使用して6面) |
3面 (2枚使用して6面) |
可能なディスプレイ出力(ボード1枚につき) | 2面までのデジタル、 DisplayPort出力 |
3面までのデジタル、 DisplayPort出力 |
3面までのデジタル、 DisplayPort出力 |
EMC認証 | Class B | Class B | Class B |
パッケージ内容 |
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製品名 | M9140 LP PCIe x16/J | M9148 LP PCIe x16/J | M9188 PCIe x16/J |
---|---|---|---|
型番 | M9140/512PEX16/LP | M9148/1024PEX16/LP | M9188/2048PEX16 |
メモリ | 512MB | 1024MB | 2048MB |
対応バス | PCIe x16 | PCIe x16 | PCIe x16 |
DisplayPort 最大解像度 |
– | 2560×1600 | 2560×1600 |
デジタル 最大解像度 |
1920×1200 | 1920×1200 | 1920×1200 |
アナログ 最大解像度 |
1920×1200 | – | – |
ボードサイズ | 幅168mm×高さ 69mm(うち接続端子9mm) ATX・ロープロファイル 両対応 |
幅168mm×高さ 69mm(うち接続端子9mm) ATX・ロープロファイル 両対応 |
幅229mm×高さ 112mm(うち接続端子9mm) ATX対応 |
コネクター形状 | KX-20 | Mini DisplayPort 4つ | Mini DisplayPort 8つ |
最大出力ディスプレイ数 | 4面 (2枚使用して8面) |
4面 (2枚使用して8面) |
8面 (2枚使用して16面**) |
可能なディスプレイ出力(ボード1枚につき) | 4面までのデジタル、 アナログ出力 |
4面までのデジタル、 DisplayPort出力 |
8面までのデジタル、 DisplayPort出力 |
EMC認証 | Class B | Class B | Class B |
パッケージ内容 |
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(*) M9120/512PEX16/LPとM9120/512PEX1/LPは専用の4面出力用ケーブル(LFH60→Dsub15×4ケーブル)を使用してアナログ×4面までの出力も可能です。この場合、アナログ最大解像度は1920×1200となります。
(**) M9188を2枚使用して9~16面のモニターに出力する場合はXDDMドライバーをご使用ください。
動作環境
OS |
対応ドライバーはMatrox社のWEBサイトよりダウンロードいただけます。 Linux OS上でご使用に対するサポートはMatrox社のWEBサイトよりダウンロード可能なドライバーの提供のみです。 M9188 PCIe x16/Jを2枚使用して9~16面に表示する場合は、XDDMドライバをご使用ください。また、Windows 7(XDDM)でお使いいただくには、Microsoft社が提供するHotfixを適用していただく必要があります。詳細についてはMicrosoft社のサポートページをご参照の上、修正プログラムKB980731をダウンロードしてください。 |
---|---|
その他 | CD-ROMドライブ(ドライバーインストール用として) OpenGL2.0、DirectX9互換 PCI Express x1バス/ PCI Express x16バス |
※以上の動作環境を満たしている場合でも、全てのコンピューター上での動作を保証するものではありません。
※上記以外のディスプレイドライバは用意されておりません。
対応解像度
ラインナップにより対応解像度が異なりますので、ご注意ください。
型番
- M9120/512PEX16
- M9125/512PEX16
- M9120/512PEX1/LP
- M9120/512PEX16/LP
- M9140/512PEX16/LP
解像度(VGA)
モニター1台あたり |
解像度(DVI)
モニター1台あたり |
---|---|
– | 2560×1600(※1) |
2048×1536(※2) | – |
1920×1440(※2) | – |
1920×1200 | 1920×1200 |
1920×1080 | 1920×1080 |
1680×1050 | 1680×1050 |
1600×1200 | 1600×1200 |
1600×1024 | 1600×1024 |
1600×900 | 1600×900 |
1440×900 | 1440×900 |
1400×1050 | 1400×1050 |
1360×768 | 1360×768 |
1280×1024 | 1280×1024 |
1280×960 | 1280×960 |
1280×768 | 1280×768 |
1280×720 | 1280×720 |
1152×864 | 1152×864 |
1024×768 | 1024×768 |
848×480 | 848×480 |
800×600 | 800×600 |
640×480 | 640×480 |
1)M9125/512PEX16のみ2560×1600のDualLink表示に対応しています。
2)M9140/512PEX16/LPのVGA最大解像度は1920×1200です。2048×1536、1920×1440には対応していません。また、M9120/512PEX16/LPまたはM9120/512PEX1/LPにオプションのLFH60→Dsub15×4ケーブルを接続して3面または4面のアナログディスプレイに出力する場合も最大解像度は1920×1200となります。
型番
- M9128/1024PEX16/LP
- M9138EX/1024PEX16/LP
- M9138/1024PEX16/LP
- M9148/1024PEX16/LP
- M9188/2048PEX16
解像度(DisplayPort)
モニター1台あたり |
解像度(DVI)
モニター1台あたり |
||
---|---|---|---|
2560×1600 | – | ||
1920×1200 | 1920×1200 | ||
1920×1080 | 1920×1080 | ||
1680×1050 | 1680×1050 | ||
1600×1200 | 1600×1200 | ||
1600×1024 | 1600×1024 | ||
1600×900 | 1600×900 | ||
1440×900 | 1440×900 | ||
1400×1050 | 1400×1050 | ||
1360×768 | 1360×768 | ||
1280×1024 | 1280×1024 | ||
1280×960 | 1280×960 | ||
1280×768 | 1280×768 | ||
1280×720 | 1280×720 | ||
1152×864 | 1152×864 | ||
1024×768 | 1024×768 | ||
848×480 | 848×480 | ||
800×600 | 800×600 | ||
640×480 | 640×480 |
Mシリーズで可能なマルチディスプレイ機能
-
-
伸張表示機能
Stretched Mode
-
複数のディスプレイを1つの大きなディスプレイとして使用できます。動画を複数のディスプレイにまたがって表示することも可能です。
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独立表示機能
Independent Mode
-
複数のアプリケーションをそれぞれのディスプレイに表示できます。
-
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-
クローン表示機能
Clone Mode
-
複数のディスプレイにそれぞれ同じデスクトップを表示できます。3画面のうち2画面をクローンにするなど、柔軟な設定が可能です。
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ポートレート表示機能
Pivot Mode
-
ディスプレイの表示画面を90度、180度、270度回転させることができ、縦型表示が可能です。
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-
デスクトップ分割機能
Desktop Divider
-
1つのデスクトップ領域を分割して仮想的なマルチディスプレイ表示を実現します。分割されたそれぞれのスペースでアプリケーションを最大化表示させることができます。
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-
-
Mode Management機能
Mode Management
-
標準設定ではサポートされていない解像度およびリフレッシュレートを選択することができます。
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ベゼルマネージメント機能
Bezel Management
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複数のディスプレイにまたがって動画または静止画を表示する場合に、ディスプレイのベゼル(フレーム)部分で画像がずれてしまわないよう、フレームの幅分だけ画像をずらして表示するよう設定できます。
-
-
-
エッジオーバーラップ機能
Edge Overlap
-
1枚のグラフィックボードに接続した複数のプロジェクターからの出力を継ぎ合わせて表示する際に、隣り合う画像の境目を継ぎ目なく表示するよう、オーバーラップ表示し、表示幅をピクセル単位で調節することができます。エッジブレンディング機能を持ったプロジェクターを使用して、オーバーラップ表示部分の明るさを調節することで、さらに境目が目立たないよう表示できます。
本機能は、2010.11.26公開のWindows 7用ドライバーVer.4.00.02.001以降より使用可能です。
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デスクトップズーム機能
Desktop Zoom
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1面または複数のディスプレイにまたがって表示された画面の一部を同じグラフィックボードに接続された別のディスプレイにズーム表示できます。
ドラッグで任意の箇所を指定してズーム表示
あらかじめ画面を分割しておいて、クリックで指定してズーム表示
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ジョイント機能
Joined Mode
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2枚のグラフィックボードを同一システムで使用し、ボードをまたいでの伸張表示、独立表示、クローン表示などを設定できます。
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これらの機能は、ドライバソフトウェアと共にインストールされる「Matrox PowerDesk」から設定を行います。
ご利用のOSやドライバのバージョンによって機能が異なる場合があります。
主な機能
2枚のグラフィックボードを使用して伸張モード表示
複数のディスプレイをひとつの大きなディスプレイ(デスクトップ)として使用できます。
タスクバーは構成されたディスプレイの一番下にのみ表示されます。
最大16台の伸張モード表示が可能です。
(M9188を2枚、Windows7上で使用した時。Windows8以降のOSでは、最大8台まで)
2枚のグラフィックボードを使用してクローン表示
最大16台までのディスプレイに同じデスクトップを表示できます。 |
最大8台のディスプレイに伸張モードで表示した内容を同じディスプレイ構成の最大8台までのディスプレイにクローン表示できます。 |
最大8台のディスプレイに独立モード(各ディスプレイに別々のアプリケーションを表示)で表示した内容を同じディスプレイ構成の最大8台までの別のディスプレイにクローン表示できます。 |
デジタルサイネージ向けに設計されたベゼルマネジメント機能(Matrox Bezel Management)
マルチディスプレイ表示機能を用いてい複数のディスプレイにまたがって画像をオーバーレイ表示する場合に、ディスプレイのフレーム部分で画像がずれてしまわないよう、フレームの幅の分だけ画像をずらして表示し、フレームの裏側で画像がつながっているように表示できます。
システム上で簡単に調節ができ、使用する画像もフレーム幅に合わせて作成する必要がありません。
ベゼルで画像が引き伸ばされたような違和感のある表示 |
ベゼルの裏側に映像があるかのような自然な表示 |
Matrox Desktop Zoom機能でデジタルサイネージの表示を管理
Mシリーズから4面のディスプレイに接続し、Desktop Zoom機能を使用して、縦3面のデジタルサインディスプレイ+ 横1面のナビゲーションディスプレイの構築が可能です。
縦3面のデジタルサイン用モニターにまたがって表示した画面を残りの1面のモニターにズームアウト(縮小)表示することで、横1面のモニターをナビゲーション用として使用することができます。
オプションケーブルを使用してアナログ4分岐出力が可能
M9120 Plus PCIe x16/J(型番:M9120/512PEX16/LP)またはM9120 Plus PCIe x1/J(型番:M9120/512PEX1/LP)にオプションケーブルFH60→Dsub15×4ケーブル(型番:CAB/LFH60-4XDSUB15)を接続して、1枚のグラフィックボードから4面のアナログディスプレイに出力可能です。これにより、ローコストで4画面出力を実現できます。なお、この場合、アナログ最大解像度は1920×1200となります。
オプション
製品画像 | 製品名/JAN | 製品概要 |
---|---|---|
Matrox LFH60→Dsub15×4変換ケーブル (型番:CAB/LFH60-4XDSUB15) JAN:4522686003664 |
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Matrox LFH60→DVI-D×2変換ケーブル(DVIケーブル) (型番:IM/DVI) JAN:4522686003572 |
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Matrox LFH60→DVI-I×2変換ケーブル (型番:CAB/L60-2XDVI-I) JAN:4522686005521 |
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Matrox LFH60→Dsub15×2変換ケーブル (型番:CAB/L60-2XDsub15) JAN:4522686003664 |
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グラフィックボードのコネクタ形状はMini DisplayPortであるため、出力にはMini DisplayPort→DisplayPortケーブルが必要です。 |
Matrox DisplayPort→DVI変換ケーブル (型番:CAB/DP-DVI) JAN:4522686004098 |
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Matrox Mini DisplayPort→DisplayPort変換ケーブル (型番:CAB/MDP-DP) JAN:4522686004104 |
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これらのオプション製品はテクニカルサポート対象外です。