• 変換と伝送を兼ね備えた柔軟性
  • HDMI・SDI・HDBaseT信号をIPMX・SMPTE 2100・JPEG-XS・Colibri信号等と相互変換し、IP経由で送受信
  • 最大25Gbps の接続をサポート
  • SMPTE ST 2110 を介した非圧縮 4K ビデオの配信が可能

RoHS

あらゆる環境でIP伝送を実現する次世代伝送機器

Matrox ConvertIP は、変換(Convert)と(IP)伝送機能を兼ね備え、どのような環境でもIP伝送への移行を可能にする、柔軟性の高いOver IP変換・伝送シリーズです。
HDMI・SDI・HDBaseTの映像信号をSMPTE ST 2110・JPEG-XS・IPMX・Colibriなどに相互変換し、IP ネットワーク経由で送受信できます。最大25Gbpsの接続をサポートし、SMPTE ST 2110を介した非圧縮4Kビデオの配信も可能です。

ラインナップ

放送事業向け SDI モデル

ConvertIP SRS
■ 映像信号IF:12G-SDI
■ IP伝送IF:RJ45 x1(非冗長)
■ 伝送方式:圧縮
ConvertIP DRS
■ 映像信号IF:12G-SDI
■ IP伝送IF:RJ45 x2(冗長構成)
■ 伝送方式:圧縮
ConvertIP DSS
■ 映像信号IF:12G-SDI
■ IP伝送IF:SFP x 2(冗長構成)
■ 伝送方式:非圧縮(圧縮も可能)

 

サポート伝送方式

伝送方式 SMPTE ST 2110*1 IPMX*1 JPEG-XS*2*3 ProAV Codec*2
圧縮形式 非圧縮 非圧縮 高圧縮 高圧縮
ビットレート 10 or 25GbE 10 or 25GbE 1,2,5 and 10GbE 1, 2.5 and 10GbE
Unicast/Multicast Multicast Multicast Multicast Multicast

*1 設定にて切替え可能
*2 専用ファームウェアへの変更が必要。非圧縮伝送
*3 別売りオプション

SMPTE ST 2110とは

利便性・多様性の高いIPネットワークを使用した映像伝送を行うためにSMPTE(米国映画テレビ技術者協会)が主体となりつくられた映像伝送の標準規格です。
映像・音声・アンシナリーデータをそれぞれに分けて伝送する特徴を持ち、それぞれでの規格化がされています。

ST 2110-10  System Timing and Definitions
ST 2110-20  Uncompressed Active Video
            -21 Traffic shaping and network delivery
        -22  Constant Bit-Rate Compressed Video
ST 2110-30 Audio transport, based on AES67
      -31 Transport of AES3 formatted audio
ST 2110-40 Transport of ancillary data
ST 2059 PTP synchronize video equipment
ST 2022-7  Seamless Protection Switching

 

Pro AV 向け HDMI モデル (IP to HDMI モニタリング)

ConvertIP SRH
■ 映像信号IF:HDMI
■ IP伝送IF:RJ45 x1(非冗長)
■ 伝送方式:圧縮
ConvertIP DRH
■ 映像信号IF:HDMI
■ IP伝送IF:RJ45 x2(冗長構成)
■ 伝送方式:圧縮
ConvertIP DSH
■ 映像信号IF:HDMI
■ IP伝送IF:SFP x 2(冗長構成)
■ 伝送方式:非圧縮(圧縮も可能)
ConvertIP SRST
■ 映像信号IF:HDBaseT
■ IP伝送IF:RJ45 x1(非冗長)
■ 伝送方式:圧縮

 

サポート伝送方式

伝送方式 SMPTE ST 2110
*受信のみ(PTP非同期)
IPMX JPEG-XS*2*3*4 ProAV Codec*2*4
圧縮形式 非圧縮 非圧縮 高圧縮 高圧縮
ビットレート 10 or 25GbE 10 or 25GbE 1, 2.5 and 10GbE 1, 2.5 and 10GbE
Unicast/Multicast Multicast Multicast Multicast Multicast

*2 専用ファームウェアへの変更が必要。非圧縮伝送は10GbEまで。圧縮/非圧縮は設定にて切替えて使用。
*3 別売りオプション
*4 4K伝送時は2.5GbE以上対応のポートを搭載したスイッチを使用する必要があります。

 

IPMX(Internet Protocol Media Experience)とは

IPMXは、放送業界で普及している SMPTE ST 2110 および AMWA NMOS の仕様に基づいたProAV向けの規格です。
ST 2110ベースのスタジオや中継車などの設備との運用性が高く、モニタリングの拡張やコスト削減にとても効果的です。

IPMXは、4:4:4 カラーの4K60pを含む圧縮および非圧縮のビデオとオーディオを、標準の 1G ネットワーク上で非常に低い遅延で転送および制御するように設計されています。
また、HDMIのサポートに加えて、HDCPコンテンツの伝送、JPEG XS ビデオコーディングのサポートもしています。
詳しくは、AIMS IPMXのホームページをご確認ください。https://ipmx.io/ipmx-home/

ConductIP ( NMOS Registration and Discovery Server (RDS) and Routing)

IPネットワーク上のAMWA NMOS対応デバイスをリアルタイムで包括的に管理

Matrox ConductIPは、AMWA NMOSをサポートするSMPTE ST 2110 またはIPMX対応デバイスを検出し、監視、ルーティング可能です。
ConvertIP と併用することで、あらゆる規模のAVネットワークにおけるコンテンツ配信を簡素化します。既存のブロードキャストも ProAV 機器から変換された信号もまとめて管理可能です。

 

製品特長

NMOSが利用可能なSMPTE ST 2110または
IPMX対応の全ての標準デバイスの検知、制御、監視が可能です。
ネットワークに接続されたデバイスであればどこからでもConductIPにWebブラウザ―からアクセスできます。見やすくて直感的なUIで簡単に導入可能です。
1つのインターフェイス経由でIPネットワーク上で複数のデバイス管理が可能です。管理者権限の設定や複数ユーザーの権限管理もできます。 用途や環境に応じて柔軟に対応できるライセンスオプションを選択できます。
ConductIP
■AMWA NMOSに対応した SMPTE ST 2110 または IPMX のデバイス、
信号を検出し、監視、ルーティングすることが可能です。

型番一覧

製品型番変更のお知らせ

メーカー在庫が終了次第、順次製品型番が旧型番から新型番(末尾に2が追加された型番)へ変更となります。
なお、外観および機能の変更はございません。

旧型番のユニットと新型番のユニットを併用する際は、旧型番のユニットも最新のファームウェアにアップデートし、最新バージョンのソフトウェアをご使用ください。

製品名 型番 JAN
ConvertIP-DSH CIP-DSH2 4522686011287
ConvertIP-DSS CIP-DSS 4522686010457
ConvertIP-DRH CIP-DRH 4522686010488
ConvertIP-DRS CIP-DRS 4522686010464
ConvertIP-SRH CIP-SRH 4522686010495
ConvertIP-SRS CIP-SRS2 4522686011331
ConvertIP-SRST CIP-SRST2 4522686011348
JPEG-XS ライセンス JPEG-XS-UPG
Convert-IP対応電源アダプター EPS40W-NA 4522686011270

PoE+対応のため、機器本体に電源アダプターは標準付属しておりません。

特長

変換
SDI ⇔ IP伝送
HDMI ⇔ IP伝送
HDBaseT ⇔ IP伝送
映像信号インターフェース
12G-SDI
HDMI
HDBaseT
IP伝送 (SAMPTE ST 2110準拠)
タイミング ST 2110
映像 ST 2110-20/-21/-22
音声 ST 2110-30/-31
アンシナリー*1 ST 2110-40
冗長性 ST 2022-7
ネットワークインターフェース
SFP+/SFP28 10GbE/25GbE
RJ45*2 1GbE/2.5GbE
スマートな筐体
1Uハーフ・VESA対応
ファンレス設計
POE+対応*3
保証期間 3年

*1 今後対応予定
*2 4K伝送時は2.5GbE以上対応のポートを搭載したスイッチを使用する必要があります。
*3 PoE+対応のため、機器本体に電源アダプターは標準付属しておりません。必要な場合は別途ご購入下さい (型番:EPS40W-NA)。

お問い合わせ

ご購入前お問い合わせページよりご連絡ください。