東南アジア地域の放送局やコンテンツプロバイダーにライブストリーミング、リモートプロダクション、IPビデオ伝送などのサービスを提供しているシンガポールのLabel Broadcast社は、2023年10月に開催された四年に一度の国際サッカー選手権予選、シンガポール対グアム戦において、エンコード・デコード両対応の『Matrox Monarch EDGE S1』を採用し、Sportfive Asiaに高品質なSRTフィードを提供しました。

 

 

『Matrox Monarch EDGE S1』の導入とメリット

Label Broadcast社は『Monarch EDGE S1』を駆使して、トランスコーディングやレコーディングを含めた、リモートプロダクションとIPコントリビューションを実現し、お客様のニーズに応えています。

Label Broadcast社のお客様は、さまざまな国のコンテンツを地域内の他のユーザーに提供することで、視聴者層の拡大と提供するコンテンツの充実を図っています。Label Broadcast社が提供するリモートプロダクション、IPコントリビューションなどの技術は、これらのワークフローを可能にし、コストの面でもサポートしています。お客様はリアルタイムで高品質な映像を配信でき、視聴者体験の向上も可能となりました。

<『Monarch EDGE S1』導入の成果>

効率化とコスト削減: リモートプロダクションとIPコントリビューションにより、ワークフローの効率化と運営コストの削減を実現

高品質な映像配信: 『Monarch EDGE S1』の高性能なエンコーディング技術により、リアルタイムでの高品質な映像配信が可能

柔軟性と効率性: リモートプロダクションの柔軟性を最大限に引き出し、グローバルなコンテンツ配信ニーズに対応しつつ、コスト効率の良い運営を実現

 

 

シンガポールサッカー協会への貢献

シンガポールとグアムの予選試合において、Sportfive AsiaはLabel Broadcast社に高品質でリアルタイムのストリームを提供するための手頃な価格のソリューションを要望しました。チャン氏はこれに応え、メインとバックアップ用のSRT対応『Monarch EDGE S1』を提供しました。これにより、2つの高品質かつ低遅延のプログラムフィードをリアルタイムで送信することが可能となりました。

Label Broadcast社はSportfive Asiaに対してだけでなく、シンガポールサッカー協会にも録画と分析、ホスティング、アーカイブのためのストリームを提供しています。『Monarch EDGEシリーズ』のオンボード録画機能は、プロダクションサイトに送る機器の量を減らし、総予算の削減にも貢献しています。

 

 

Eスポーツへの進出

2022年には、Astro eGG Network E1チャンピオンシップトーナメントシリーズのプロダクションサービスを提供し、東南アジアでのEスポーツ視聴者の拡大を目指しています。『Monarch EDGE シリーズ』のインターレースビデオ対応を活用し、プログレッシブビデオをインターレース形式に変換するストリーミングプラストランスコーディングパイプラインを開発しました。

リモートプロダクション技術の登場により、Label Broadcast社はMatrox Videoの信頼性の高いSRT対応『Monarch EDGEシリーズ』の技術を駆使して、新しい市場と視聴者にリーチし、顧客のビジネス成長を支援しています。これにより、顧客はコスト効率の良い運営を実現し、新しい視聴者層を獲得することを可能にしています。

 

 

Label Broadcast社について

Label Broadcast社は2021年に映像伝送技術のスペシャリストであるドニー・チャン氏によってシンガポールで設立されました。東南アジア地域の放送局やコンテンツプロバイダー(Discovery、Astro、Eazie TV、Reddentes Sports、NoonTalk Mediaなど)にライブストリーミング、リモートプロダクション、ビデオ処理、IPビデオ伝送、ビデオホスティングなどのサービスを提供しています。同社はSRTアライアンスの創設メンバーでもあり、低遅延でセキュアなIPストリーミング技術の発展に貢献しています。

 

 

Matrox Monarch EDGEシリーズについて

『Monarch EDGEシリーズ』は最新の配信環境に最適化された4K/マルチHD配信及びリモートプロダクション向けエンコーダーです。H.264エンコーダーは汎用性が高く、様々な環境に対応することができ、異なる機器間における相互運用の安定性という点で、最良の選択肢であるといえます。4Kの映像配信やマルチカメラ配信、リモートプロダクションなど、多くの用途でご活用いただけます。

 

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