リオデジャネイロオリンピック放送の課題

コンテンツ プロバイダ「Immersive Media」社は、2016年夏開催のリオデジャネイロオリンピックの放送で大きな困難に直面しました。規模の大きさ、コンテンツの伝送距離、そして制限されたケーブル インフラストラクチャの中、360度の映像キャプチャ コンテンツの伝送は困難を極めました。

「この瞬間的なイベントでは、会場とコントロールルームとの距離はかなりあります。限られた本数の光ファイバ ケーブルを経由して、多数の信号を最大65キロの距離を伝送しなければなりません」とImmersive Media社テクニカル ディレクタLance Van Nostrand氏が語りました。

複数の360度カメラをサポートできるように、アリーナや複数の会場の周囲に合計2,400キロの光ファイバを配線しました。

 

MuxLabの6G-SDI光ファイバー延長器

映像の画質を保持しながら、取り付けを簡易化するには、Immersive Media社は各4Kビデオ カメラに1本の光ファイバー配線を使用しました。「このイベントに存在するいくつかの大きな課題に対し、他社のソリューションは複雑かつ不完全でしたが、MuxLabの6G-SDI光ファイバー延長器の採用で解決できました」とVan Nostrand氏が語りました。

複数のHDビデオをオリンピック全体に配信する必要があるため、延長器の多重伝送機能により、Immersive Media社は1本の光ファイバーケーブルで4系統のHDビデオをまとめて伝送し、取り付けを最小限に抑えることができました。

「シングル シャーシ ベースの代替案を調べましたが、柔軟性に欠けます。また、プロジェクトの規模が必然的に変化する、かつ納期が極めて短い中でカメラを追加したり、新しい会場をサポートしなければなりません。MuxLabの6G-SDI延長器は常時に変化する要件を柔軟に対応します。」とVan Nostrand氏が語りました。

MuxLabはUTPや光ファイバーをサポートする6G-SDI延長器を提供し、AVモニタリング用リターンチャンネル、タリーライト、トークバック、カメラ コントロール ユニット(CCU)に対応する機種もご用意しています。これらの機器は全てSDIに対応し(1、2または4系統のBNCを使用)、最大UHD-4Kまでサポートします。

SDIの自動リンク認識・構成、RS232パススルー機能も搭載しています。

 

6G-SDI延長器のラインアップ

6G-SDI延長機 over UTP イーサーネット伝送機能付

型番:MUX-ES500733

 6G-SDI光ファイバ延長機 リターンチャンネル機能付

型番:MUX-ES500734


 

接続図

 

製品の情報はこちら:MUX-ES500733MUX-ES500734

MuxLab事例一覧はこちら:MuxLab事例一覧