デジタル・アートをはじめとするアート制作や新事業のプロトタイピングなどを手掛ける株式会社デイジー様が、軽井沢ニューアートミュージアムの企画展「かけがえのないものー地球・風景・環境」にて出展された作品「ancient aquarium」(第6展示室 太古の記憶)において、弊社取り扱いのマルチディスプレイコントローラー『GeoBox G406S』をご採用されました。『G406S』の画質と同期精度の高さにご好評いただき、ご採用に至りました。

この作品は、ビデオゲーム技術のリアルタイムレンダリングやゲームAIなどが使用され、横6面のマルチディスプレイに古代魚シーラカンスが自由に泳ぎ続ける様子が表現されています。二度と同じ情景が繰り返されることはなく、フロアのミラーによる演出も伴い、太古の海の中を覗き込むかのような体験がえられる展示です。

 

 

 

システム構成

PCから出力された4K映像×3をそれぞれ『G406S』に入力。『G406S』で各4K映像の上半分のみを切り出し、『G406S』からフルHD(1080p)で2台のディスプレイにそれぞれ出力することで、横6面マルチディスプレイを実現しました。

  

 

会社紹介:株式会社デイジー

2004年に3DCG映像やビデオゲームを制作するチームとして創立以来、エンタテインメント分野を主軸としながらそれらのノウハウを活かしてアート制作や新規事業のプロトタイピングなどを行なっている。近年は映像、ゲーム制作と共にデジタル・アートを制作し海外の展示会にも参加。日本政府主催の「日アフリカフォーラム」や軽井沢ニューアートミュージアムなどで展示しNHK「日曜美術館アートシーン」などで作品が紹介された。2016年からスタンフォード大学とインターンシッププログラムで毎年共同プロジェクトを行うなど、アートとテクノロジーの交差する可能性を模索する。

 

GeoBox G406Sについて


4K60p(YUV/RGB4:4:4)までの入力に対応したマルチディスプレイコントローラー。
1入力2出力タイプのスタンダードモデルです。

製品の情報はこちら:GeoBox G406S