• 4K入出力対応
  • 幾何学補正、エッジブレンディング機能搭載
  • ブラックレベル補正、RGB個別ガンマ調整、マスク機能搭載
  • 入力映像の分割出力、オーバーラップ機能搭載
  • リモコン、RS-232、USB、ネットワーク経由による外部制御

RoHS



 

製品概要

UD100シリーズは、4K入出力に対応したエッジブレンディングプロセッサーです。

UD101(1出力)、UD102(2出力)、UD103(3出力)、UD104(4出力)の4モデルをラインナップ。ハードウェアによるエッジブレンディング、幾何学補正を使用し、4Kプロジェクターでシームレスなマルチプロジェクションを実現します。

製品ラインナップ

  • UD101(1出力)

    UD101(1出力)

    本機1台で1台のプロジェクターへ出力。本機を複数台、またはUD100シリーズ(UD102、UD103、UD104)を組み合わせてマルチプロジェクションが可能

  • UD102(2出力)

    UD102(2出力)

    本機1台で2台のプロジェクターへ出力

  • UD103(3出力)

    UD103(3出力)

    本機1台で3台のプロジェクターへ出力

  • UD104(4出力)

    UD104(4出力)

    本機1台で4台のプロジェクターへ出力。

特長

4K出力対応

4Kプロジェクター、4Kソースと組み合わせ高精細かつシームレスなマルチプロジェクションを実現します。

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ユーザビリティの向上

WUXGA出力モデルのM800シリーズ(専用ソフトウェア:GWarp3)に比べて、幾何学補正設定データの保存手順がシンプルで使いやすくなりました。
UD100シリーズの専用ソフトウェア「GCT(GeoBox Control Tool)」は、GeoBox本体で設定した幾何学補正データを再編成できます。また、M800シリーズでは煩雑であった幾何学補正データをGeoBox本体へ保存する手順が、「GCT」により非常にシンプルで簡易的になりました。
さらに、設定可能な幾何学補正の最大ポイント数がGeoBox本体と「GCT」で同一となったため、曲面スクリーンを使用する場合でも、GeoBox本体で幾何学補正設定の微調整が可能です。

主な機能

  • 入力画像の分割機能

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    本機に入力した映像を縦横最大15分割し、任意の部分を出力することができます。

  • オーバーラップの映像生成

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    複数のプロジェクターでマルチ画面を投写する場合は、重ね合わせ部分に入力した映像を生成できます。

  • エッジブレンディング

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    複数のプロジェクターが投写して重なるエリア(オーバーラップエリア)の光量を水平・垂直方向に調整し、継ぎ目のないマルチプロジェクションを実現します。

  • 幾何学ひずみ補正

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    投写エリアに幾何学補正の起点となるポイントを最大153点(17×9)表示させて制御し、フラットではないスクリーンへの投写を実現します。また、直線的に調整するリニアリティ補正にも対応します。

  • コーナー補正

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    コーナーのある壁面などの投射対象物に対して、プロジェクター1台で投写できます。
    コーナー補正が有効な場合は、幾何学補正(ポイント&リニアリティ補正値)は無効になります。

  • ブラックレベル補正

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    プロジェクターの光が重なり合うことで、僅かにブラックが薄くなるオーバーラップエリアの色に合うように、非オーバーラップエリアのブラックレベルを上げて調整します。

  • RGB個別ガンマ補正

    ブレンディングエリアのRGBガンマをR・G・B個別に補正することができます。
    色収差を補正する機能ではありません。
    色収差についてはこちら

  • 回転表示

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    出力先ごとにオリジナル映像の回転が可能

  • 反転表示

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    出力先ごとにオリジナル映像の反転(左右、上下、左右+上下)表示が可能

  • 入出力パターンのメモリー機能

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    最大10通りの入出力パターンを記憶し、それらパターンを呼出して表示が可能です。

  • 多段接続

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    エッジブレンディングシリーズの多段接続による多面表示に対応します。

  • 4K2K@60Hz / 8K2K@30Hz入力

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    4K/60Hz(3840×2160、4096×2160、3840×2400)入力に加え、8K/30Hz(7680×2160、7680×1200)入力にも対応

  • PIP(ピクチャー・イン・ピクチャー) 

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    任意の2系統入力の映像を重ねて表示できます。

    ブレンディングエリア内に子画面を表示することはできません。

  • POP(ピクチャー・アウトサイド・ピクチャー)

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    任意の2系統入力の映像を上下または左右に並べて表示できます。

  • 専用ソフトウェア GCT

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    専用アプリケーションソフト 「GCT(GeoBox Control Tool)」をインストールしたパソコンからUSBまたはネットワーク経由で、本機の各種設定、設定値の保存・呼出、リブート・IN/OUTのリアルタイムステータス監視、ファームウェアのアップデートを行うことができます。

映像シフト・生成によるオーバーラップ

1つのスクリーンに複数台のプロジェクターを使用しマルチ映像を投写する場合は、隣接するプロジェクターと投写エリアが重なるオーバーラップエリアの映像を重ね合わせる必要があります。
通常、それぞれの映像の一部をコンテンツ制作時に重ね合わせる(オーバーラップ)必要がありますが、GeoBoxの場合は入力した映像の範囲内であれば映像をシフトまたは生成することで、映像を重ね合わせることが可能です。

 

N入力N出力の接続例

接続構成パターン1(N入力N出力)

複数に分割された入力ソースの映像を、各チャンネルにそれぞれ入力することが可能です。
各入力ソースの映像上で用意されたオーバーラップエリアの輝度を調整し、継ぎ目なくマルチスクリーン投写します。
このケースでは、予め各コンテンツにオーバーラップエリア(プロジェクターの画同士が重なる部分)の映像を含めて作成する必要があります。

▼UD101 (1出力モデル) の場合 2台使用 ▼UD102(2出力モデル)の場合
▼UD103(3出力モデル)の場合 ▼UD104(4出力モデル)の場合

 

1入力N出力の接続例

接続構成パターン2(1入力N出力)

GeoBoxの入力映像の分割機能を使って、1つの入力ソースの映像を切り出してマルチスクリーンへ投写できます。この時、各チャンネルに同じ映像ソースを入力する必要があるため、別途映像分配器が必要です。但し、1系統のHDMI入力信号に限りHDMIループアウト端子と別チャンネルHDMI入力端子をHDMIケーブルで接続するだけで、マルチスクリーンへ投写できます。
このケースでは、本機でオーバーラップエリアを生成することが可能です。
また、UD100シリーズ単体では、1つのソースをマルチプロジェクションで分割表示することが可能ですが、HDMI分配器「S914」を併用することで、さらに複数のソースを切り替えて表示することが可能になります。詳しくは組み合わせ事例をご参照ください。

▼UD101 (1出力モデル) の場合 2台使用   ▼UD102(2出力モデル)の場合
▼UD103(3出力モデル)の場合 ▼UD104(4出力モデル)の場合

 

製品仕様

型番 UD101 UD102 UD103 UD104
入力端子 HDMI2.0b 3 6 9 12
DisplayPort1.4 1 2 3 4
電源ジャック 1 1 1 1
出力端子 HDMI2.0 ※1 1 2 3 4
HDMI2.0b
(ループアウト出力)※2
1 2 3 4
制御端子 RS-232×1、3.5mm IR×1、RJ-45×1、USB-B x1
HDCP 入出力:HDCP 1.4/2.2 (HDMI)、HDCP1.3 (DisplayPort)
動作環境温度/保管環境温度 0~40℃/-20~60℃
動作環境湿度/保管環境湿度 10~90%(結露なきこと)
最大
解像度
入力 ※3 【HDMI】7680×2160@30Hz、7680×1200@60Hz、4096×2160@60Hz

【DisplayPort】7680×4320@30Hz

出力  4096×2160@60Hz (18種類の表示解像度から選択可)
色深度(各色)※4 8bit、10bit
入出力 遅延 2フレーム(60Hzの場合、33.3ms)
電源アダプター最大消費電力 入力:AC100V~240V
出力:DC12V、3.3A/40W
入力:AC100V~240V
出力:DC12V、5A/60W
本体最大消費電力 DC12V、1.1A
13.2W
DC12V、2.1A
25.2W
DC12V、3.1A
37.2W
DC12V、4.1A
49.2W
認証 CE、FCC、RoHS
サイズ 幅303mm x 奥行156mm x 高さ40mm(突起物含まず)

幅303mm x 奥行167mm x 高さ52mm(突起物含む)

幅440mm x 奥行190mm x 高さ58mm(突起物含まず)

幅440mm x 奥行201mm x 高さ69mm(突起物含む)

重量 1.2kg 2.5kg 2.7kg 2.9kg
対応ラックマウントキット  G404300L0010(1U) G404802MS010 (2U)
製品保証期間 2年

202111月現在

※1 HDMIやDisplayPort入力信号にエンベデッドされた音声は、HDMI出力端子ごとにエンベデッドされ出力します。

※2 HDMIループアウト端子は、HDMI端子に入力したソースをパススルー出力します。HDMI-1,4,7,10入力端子のみと連動します。

※3 7680×2160/30Hz、7680×1200/60Hz、7680×4320/30Hz出力可能な機器が必要です。

※4 入出力解像度4K@50/60Hz4:2:2)、(4:4:4) 各色10bitには、対応していません。

製品画像

フロントパネル 

電源オン/オフ スイッチ 電源をオフにすると、その時点の設定を記憶します。電源をオンにすると、電源をオフにした際に記憶した設定で表示します。
IR リモコンの受光部です。
Power LED 本体に電源が入ると緑色に点灯します。リモコン操作のロック中、または本機IDによる排他制御中は緑色に点滅します。Web GUIから電源 OFFを実行すると赤色に点灯します。
Input LED 選択中の入力端子が入力信号を検知した際に緑色に点灯します。
Output LED CH1~CH4の出力端子に接続する表示機器との接続確立時に橙色に点灯します。
Select LEDボタン CH1~CH4の出力端子を選択します。選択したボタンはLED点灯します。リモコン操作のロック中、または本機IDによる排他制御中は緑色に点滅します。
Out LEDボタン 出力解像度を選択します。選択したボタンは緑色に点灯します。
In LEDボタン 各種入力信号を選択します。選択したボタンは緑色に点灯します。
Profile LEDボタン Profile(プリセット)の1~5を呼び出します。押下するとProfile LEDが点灯し、点灯中に⑦のInボタン(#1~#4)または⑨の Infoボタン(#5) を 押下すると、選択したProfileが呼び出されます 。
Infoボタン 入出力解像度、ファームウェアバージョンを確認できます。
Menu/Exitボタン OSD画面を表示します。OSD表示中に押下するとOSD画面が消えます。
カーソルボタン OSD表示中に各種設定項目を選択や決定する際に使用します。中央ボタンで決定します。
ALLボタン 全チャンネル(CH1~CH4)に対して、入出力解像度の設定変更やInfo画面表示の一斉操作が行えます。ALLボタンを押下すると⑤Select LEDのCH1~CH4が点灯します。その状態から⑥ボタンを押下すると全チャンネルの入力信号切り替え、⑦ボタンを押下すると全チャンネルの出力解像度の変更、⑨ボタンを押下すると全ての出力先にInfo画面を表示します。
Patternボタン テストパターンを表示します。

リアパネル

HDMI出力端子 表示機器と接続します。CH-1からHDMI-1,2,3とDP-1の入力信号を出力します。CH-2からHDMI-4,5,6とDP-2の入力信号を出力します。CH-3からHDMI-7,8,9とDP-3の入力信号を出力します。CH-4からHDMI-10,11,12とDP-4の入力信号を出力します
HDMI LOOP OUT端子 ③のHDMI入力端子に入力したHDMI信号をパススルー出力します。Loop Out-1端子はHDMI-1入力端子、Loop Out-2端子はHDMI-4入力端子、Loop Out-3端子はHDMI-7入力端子、Loop Out-4端子はHDMI-10入力端子とそれぞれ連動します。1つの入力ソースを2画面以上のマルチ画面構成で表示する場合などに使用します。
HDMI-1,4,7,10入力端子 HDMIソース機器を接続します。
HDMI-2,3,5,6,8,9,11,12入力端子 HDMIソース機器を接続します。②のHDMI LOOP OUT端子とは連動しません。
DP-1~4入力端子 DisplayPortソース機器を接続します。②のHDMI LOOP OUT端子とは連動しません。
電源ジャック 付属のACアダプターを接続します。
IR Ext リモコン受信部を外部に延長します。
Ethernex端子 専用アプリケーションソフトGCTをインストールしたPCとネットワーク接続します。
USB端子 専用アプリケーションソフトGCTをインストールしたPCとUSB接続します。
RS-232端子 RS-232コマンドを入出力します。
Resetボタン 工場出荷状態に初期化します。Resetホールを5秒ほど長押しし、画面に「Reset to Default」と表示されたら離します。本機が自動的に再起動されて、初期化が完了します。

オプション製品・サービス

オプション製品

製品画像 製品名 製品概要
ラックマウントキット(型番:G404300L0010) 1Uスペースにラックマウントできます。
適合機種:UD101
ラックマウントキット(型番:G404802MS010) 2Uスペースにラックマウントできます。
適合機種:UD102、UD103、UD104
GeoBox G406L 4K/60pマルチディスプレイコントローラー
(型番:G406L)
4K/60pマルチディスプレイコントローラー
HDMI出力端子を搭載したPCやサイネージプレイヤーなどから出力された4K/60pまでの映像を最大4台のHDMI表示機器にまたいで分割表示できます。
GeoBoxプロファイル切り替え専用リモコン GeoBoxシリーズ本体に保存したプロファイルデータを、ワンプッシュで呼び出せるリモートコントローラーです。
付属のリモコンに比べて、ボタン数を減らし、操作性も向上させました。さらに持ちやすいスリムな形状でストレスフリーな操作が可能です。

 
延長保証サービス

サービス画像 サービス名 サービス概要
延長保証サービス 製品を安心してお使いいただくために、通常の無償保証(1年または2年のセンドバック保証)に加え、ご指定された年数の製品保証期間延長と代替機の先行発送(先出しセンドバック)を提供する有償のサービスです。

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