4K対応HDMIビデオスケーラー

本機は、4K60p(4:4:4)までのHDMI信号をアップスケリーング、ダウンスケーリング可能なビデオスケーラーです。入力信号のタイミング（解像度・リフレッシュレート）と異なるタイミングで出力設定ができます。また、入力したHDMI音声をデジタル/アナログ音声に分離（デエンベデッド）して出力も可能です。

広範囲のHDMIアップ＆ダウンスケーリング対応

1024×768～4096×2160の広範囲で計14種類のスケーリングに対応し任意の解像度で出力できます。

安定した映像表示の継続が可能

ソース機器やスイッチャー、ケーブルなどの仕様や不具合によって、映像がうまく表示されなかったり、解像度が変わってしまったりする場合においても、本機を接続することでこれらの事象を回避し、映像を安定して表示できます。
表示機器へ入力信号が送信されていない場合でも、表示機器に対して本機が黒画像のHDMI信号を出力し続けるため、エラーメッセージなどが表示されてしまうことを避けられます。黒画像を青画像に変更することも可能です。

HDMI音声デエンベデッド対応

入力したHDMI信号にエンベデッド（重畳）された音声をデジタル・アナログ音声に分離（デエンベッド）出力可能。HDMI出力端子に何も接続せず、音声出力端子から音声のみの抽出も可能です。

プリセットEDID

解像度、リフレッシュレート、音声の異なるプリセットEDIDを搭載しています。プリセットEDIDにより、本機が介在しても「表示しない」「マルチチャンネル音声で再生されない」などの不具合事象は生じません。

HDCP2.2/1.4対応

HDCP2.2の4Kコンテンツにも対応します。

対応オーディオフォーマット

出力端子によって、対応オーディオフォーマットが異なります。

■HDMI
LPCM 2CH, 5.1CH, 7.1CH
Dolby TrueHD, Dolby Digital Plus, Dolby Atmos, DTS-HD Master audio

■SPDIF
Dolby Digital, DTS5.1, PCM2.0

■3.5mmステレオミニ
PCM2.0

電源コネクター部ロック機構

本機コネクター部のロック機構により、ACアダプターの抜け落ちを防止します。

※HBRオーディオはサポートしていません。

パネル各部名称

フロント
①	Power ボタン	本機の稼働中に1秒ほど長押しするとスタンバイ状態になります。スタンバイ状態では信号の出力を停止します。スタンバイ状態を解除する場合は、再度1秒ほど長押ししてください。本機が再起動（ACアダプターの挿抜）した場合でも、スタンバイ状態は解除されます。なお、本機は電源が入ると自動的に稼働します。
②	Power LED	本機に電源が入ると緑色に点灯します。スタンバイモード時は赤色に点灯します。
③	Resolutionボタン	出力解像度のステータス確認、変更する際に使用します。

リア
①	RCA音声出力端子	音響機器と接続します。③のHDMI出力端子に表示機器が接続されていない場合でも音声出力します。
②	SPDIF音声出力端子	音響機器と接続します。③のHDMI出力端子に表示機器が接続されていない場合でも音声出力します。
③	HDMI出力端子	表示機器と接続します。
④	HDMI入力端子	ソース機器と接続します。
⑤	RS-232 IO	RS232コマンドを入出力します。TXは送信データ、RXは受信データ、アースマークは信号グラウンドです。
⑥	電源ジャック	付属のACアダプターを接続します。