500756 IP伝送 3G-SDI延長器（販売終了製品）

本機は送信器（MUX-ES500756-TX）のSDI INへ入力した映像、音声信号をLANケーブルで最大120m（スイッチングハブを介した場合は最長200m）延長することができます。複数の送信器、受信器（MUX-ES500756-RX）を使用することで、1対多、多対1、または多対多の接続にも対応します。

別売オプションのネットワークコントローラー（MUX-CM500811）を併用することで、ルーティングスイッチが可能です。本機はPoEに対応した機器（PD）であり、給電機能を持ったPoE対応のネットワーク機器（PSE）からの給電でも動作します。またシリアル信号の送受信にも対応し、オプションのIRセンサー、IRエミッターを使用することでIR信号の伝送も可能です。

1本のLANケーブルで3G-SDI、RS232、リモコン信号を最長120m延長

送信器（MUX-ES500756-TX）と受信器（MUX-ES500756-RX）を直接1本のLANケーブルで接続し、3G-SDI・RS232・リモコン信号を最長120mの延長が可能です。

ローカルネットワークに接続して最長200m延長

送信器と受信器をスイッチングハブを介して接続することも可能です。それぞれの機器間を最長100m、全長200mの延長ができます。1ソースの伝送帯域の80Mbpsを確保できれば、複数のスイッチングハブを介して延長することもできます。

マルチキャスト配信にも対応

複数の送信器、受信器を使用することで、1対多、多対1、または多対多の接続にも対応します。スイッチングハブを介した場合は、送信器は最大12台（理論値）、受信器は100台を超える台数接続できます。別売オプションのネットワークコントローラー（MUX-CM500811）を併用することで、ルーティングスイッチが可能です。また、HDMI対応モデルのMUX-EVH500754と組み合わせて、HDMIとSDI混在のシステム環境を構築することもできます。

※ 1対1以外で使用する場合は、POE, Jomb Frame,IGMP(v2)の機能が必要となりますので、これらが利用可能なスイッチングハブをお客様にてご用意の上、機能を有効にしてご利用ください。
スイッチングハブの設定方法は弊社サポートの対象外となります。

PoE対応

給電機能を持ったPoE対応のネットワーク機器（PSE）からの給電でも動作します。

簡単セットアップ

送信器、受信器のDIPスイッチのチャンネルを揃えるだけのシンプルな設定です。

フルHD対応

1024×768、1280×1024、480p、720p、1080pの入出力解像度に対応します。

低遅延伝送

Motion JPEG圧縮方式により、低遅延での伝送を実現します。

任意のIPアドレス設定可能

ネットワーク接続したコンピューターのブラウザーまたはMuxLabネットワークコントローラー（MUX-CM500811）を使用して、任意のIPアドレスを本機に設定することが可能です。

別売のMuxLabネットワークコントローラー（型番：MUX-CM500811）を併用すると、マトリックススイッチの設定が可能になります。

マトリックススイッチ

最大20通りの入出力パターンをプリセットとして保存し、呼び出すこと（スイッチ）ができます。

タブレット・スマートフォンによる制御

有償の専用アプリケーション「MuxLab Control」を利用して、タブレットやスマートフォンから入出力パターンのプリセットを選択することができます。

※タブレットやスマートフォンとWiFi接続するためには、市販のWiFiルーターを別途ご用意いただく必要があります。

1  3G-SDI Level B（HD-SDIフォーマットでの伝送）をサポートしていません。

2  ソース機器と送信器、受信器と表示機器を接続するSDIケーブルは最長2mとなります。2mを超える長さのSDIケーブルを使用した場合、正常に表示できない場合があります。

3  1対1以外で使用する場合は、POE, Jomb Frame,IGMP(v2)の機能が必要となりますので、これらが利用可能なスイッチングハブをお客様にてご用意の上、機能を有効にしてご利用ください。スイッチングハブの設定方法は弊社サポートの対象外となります。

４ 電気ノイズが多い環境ではSTPケーブルをご使用ください。また使用されるツイストペアケーブルの品質によって延長距離が短くなることがあります。

MUX-ES500756-TX（送信器）フロントパネル

MUX-ES500756-TX（送信器）リアパネル

MUX-ES500756-RX（受信器）フロントパネル

MUX-ES500756-RX（受信器）リアパネル

本製品は原則として入力した映像の解像度を維持して映像を伝送、出力しますが、入力した映像の解像度によっては、近い解像度に変換される場合があります。また本製品はインターレースの映像信号の入力に対応しますが、出力はプログレッシブになります。下表は入力した解像度ごとに出力時の解像度を示したものです。表は一般的なEDIDを持つディスプレイを接続した場合の例です。使用する表示機器（ディスプレイ、プロジェクター等）の仕様によっては、出力される解像度が異なる場合があります。

本機と、HDMIモデルのMUX-EVH500754を組み合わせて映像を送受信することも可能です。下表は記載機器ごとの組み合わせで、入力した解像度ごとに出力時の解像度を示したものです。表は一般的なEDIDを持つディスプレイを接続した場合の例です。使用する表示機器（ディスプレイ、プロジェクター等）の仕様によっては、出力される解像度が異なる場合があります。